中東の笛
今朝の朝日新聞社会面に「ハンド狂想曲」との記事があった。30日に行われるハンドボールのやり直し北京五輪アジア予選の記事だ。「中東の笛」と言われる中東よりの判定を長年繰り返してきたハンドボールが、このままでは五輪競技から外される、という危機感を抱き日本と韓国が国際ハンドボール連盟へ訴え実現したもので、クウェートに本部のあるアジアハンドボール連盟は強く反発している。繰り返しテレビでも放映しているので見た方も多いと思うが、確かにあの審判はひどすぎる。公平さを保ちルールにのっといて試合を進めるために存在している審判の態度ではないと感じた。どんな競技でもホームとアウエィで多少の疑惑を言われることはあるけれどあそこまで露骨だと、何のための審判だ、となるし、競技自体をつまらないものにしてしまう。
気になったのは、記事の最後の方、
JOCの竹田恒和会長は会合で「アーマド会長は(IOC委員の)30票を握る。およそ慎重に事を運んでほしい」。この発言に、あるJOC委員は「そのおっしゃり方はないでしょう。競技団体を犠牲にして何が五輪招致ですか」竹田会長の腰の引けたような態度に猛反発した。だが、ハンド以外の競技団体からも「アジアの票をまとめるには中東を抜きには考えられない。招致はだいじょうぶなのか」と、今回の一件が東京五輪招致に及ぼす影響を懸念する声があがる。
オリンピック憲章の根本原則2は、「オリンピズムは、肉体と意志と知性の資質を高揚させ、均衡のとれた全人のなかにこれを結合させることを目ざす人生哲学である。オリンピズムが求めるのは、文化や教育とスポーツを一体にし、努力のうちに見出されるよろこび、よい手本となる教育的価値、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重などをもとにした生き方の創造である。」としている。
石原東京都知事は五輪招致を「人間も国家も夢がなければ生きていけない。夢のあることやろうじゃないですか。青少年に大きな贈り物になる」と言っていた。
長いものに巻かれる、式の「権力」に迎合するような、おもねるような態度でルール無視を容認したらお手本も青少年の夢も無くなってしまうのではないですか、竹田さん。
スポーツの世界だけは、なんて綺麗ごとを言う気はないが、組織のトップの人間が言う言葉ではない。ご自身も馬術でオリンピック出場をしているがその時でも同じ事を言ったかどうか?立場で発言を変えていく輩が目に付く。
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