この回から新委員に前原1丁目の成澤洋子さんと前原2丁目の森田功一さんの2名が加わり、計29名の委員会構成になりました。この日は4ヵ所に「絞り込まれた」候補地をどうやって1ヵ所なり2ヵ所の答申にしていくのか、どのような手順で進めるのか、具体的にはこれまでのようにひとつずつ検討し削除するのか、4ヵ所を比較検討して「1ヵ所」を選ぶのか、その方法を確認してから議論に入るものだと思っていました。ところが・・・・
最初に、担当部長・課長からこの間におこなわれた調布市、府中市、東京都との協議(?)の報告です。調布・府中に対しては、市民検討委員会の経過を報告し、事務局レベルでの調整を依頼し承諾を得た、稲葉市長からも両市長に電話し了解を取ったという報告。東京都に対しては課長レベルの対応で、東京都の都市公園課長と一般廃棄物対策課長に会い、それぞれ公園を廃止し処理場を作ることに対し、法的には可能でも知事はその考えを持っていない、公園を廃止することはない、というつれない回答をもらい、過去に都市公園を廃止したことはないのかという質問をし、回答待ちだ、との報告。
一生懸命メモをするのですが、なかなか全部を書き取るのは難しく、それで、「そういった経過を文書で出してほしい」と要請したのですが、佐野委員が「それも前から言ってる事だけど、二枚橋用地は小金井市域分が4100㎡しかないので、候補地適格がないので調布・府中市に貸してもらえるかどうか確認しなければ議論が進まないので確認してくれと言っていたことはどうなった」との発言から、入り口論が延々と始まりました。
確かに前回、私が口火を切る形でこの問題を指摘し、市長が何もしていないこともわかり委員会全体の怒りを買ったことは事実です。しかし、佐野委員が言うように、調布・府中が貸してくれることを確約しなければ対象地として並べて比較検討をすることができない、とまではほとんどの人が思っていません。そんなことを言ったら、都立公園は4000平方メートルどころか1㎡も持っていないのです。都の確認が取れるまで都立公園も除外しなければならないことになります。市が持っているのは蛇の目跡地しかありません。佐野委員の言い分を突き詰めていけば場所は蛇の目しかなくなります。
その発言の要旨は
・4ヵ所が「候補地」として絞り込まれたわけではない
・用地基準を焼却8000㎡、非焼却6000㎡以上と決めたのだから4100㎡しかない二枚橋用地は不適地で除外すべきだ
・調布・府中の持分を貸してもらえることの確認が取れるまで候補地から外すべきだ
・確認できないまま比較考量を始めたら調布市民に失礼だ
・都立公園には赤道・青道の所有権がある
この日は佐野委員の独演会で、実際に時間を計ったわけではありませんが3分の2は佐野委員の発言だったような印象です。まあ、多勢に無勢ではありましたが・・・・
佐野委員は「東部の環境を良くする会」の代表ですから気持ちはわからなくもありませんが、かなり矛盾があるのですよね。
まず「絞込み」に関してですが、3月末までに「候補地を数ヵ所に絞り込む」ということは全体の合意事項だったはずです。それを今になって「候補地」という言い方とか「絞込み」という言い方はおかしい、と言うなら今までの議論の前提が崩れてしまいます。
面積については、民有地を除外したときに所有者がダメと言ったからという理由で除外するのなら、所有者の調布市が市長も市議会も一致して「二枚橋に焼却場を建てることに反対」との意思表示をしているのだから除外すべきだ、ということですが、市が責任を持つと言っていること、一応両市とも協議に入ることを了承したのですから現時点で除外しなければならないということにはなりません。都立公園も平行して進めるしかないのです。
調布市民に失礼だという言い方は、都立公園は全都民に対して失礼なことになるし、蛇の目跡地も、どこの場所だって同様の話です。
都立公園の青道・赤道の話も小金井公園内に2100㎡程度、武蔵野公園内に4700㎡程度、野川公園内に3700㎡程度あるのですが、その所有権を主張して、都がそれを処理場用地としてまとめてどこかの場所を確保してくれるかどうかは全くわかりません。仮に認めてくれたとしても6000㎡とか8000㎡という面積ではありません。佐野委員の主張しているように、市内の中学校の1校を廃校にして小金井公園内にある体育館を移設し、その跡地に処理施設を建てるという話は、興味深い話ではありますが、短時間で結論の出る話なのかどうか、です。クリアしなければならない問題が多すぎます。あくまで、都が相談に乗ってくれたときに提案できるひとつのカードとして検討できるというもので、確定的に検討委員会で確認・答申できる内容ではないと思います。
途中で休憩し、正副委員長と行政で相談し、その結果を細見副委員長が「諮問事項は2ヵ所のうちから、もしくは良い場所があれば検討して処理場の場所を選んでほしいというものだ。3月末には広域支援の問題もあり、絞り込んで4ヵ所になった。どの場所にも問題があり、苦しい選択をした。可能性があるのかどうかだが、(4ヵ所に絞り込んだ)23日の段階で明確でなかったことが明らかにならなければ先に進めないのかどうか、その部分は市に対し要求をし、できる限りオープンに各々の順位付けをして行き、市民の目で見て(比較考量をする)一覧を作っていくことが必要なのではないか」との提案をし、それに対し佐野委員が「一番欠席している人に言われたくない」なんて言ったものだから、更に敵を増やしてしまいました。三橋副委員長が「正副3人で検討し、合意した内容を細見副委員長に提案してもらったものだ」。みんなそれは判っています。佐野委員もあんな言い方は良くないですよ。
結局1時半まで昼食も取らず続行。おなかがすくと怒りっぽくなるんですよね。この委員会はよくこういう延長をするのですが再検討してほしいものです。まるっきり個人的見解ですが。
結論的には平林委員長の「4ヵ所の内3ヵ所は用地取得していない。可能性があるという前提で(委員会としては)全面的に行政に努力してもらい期待していくということで比較検討していくということで堂だろうか」。矢島委員の「延々とこの話で時間を取っている。蛇の目は外すべきだと思っているが、市が諮問した場所は相応の理由がなく外せない。比較考量の中で今までの土地の問題も議論していけば良いのでは」。というところに落ち着きました。
比較考量をきちんとしないで、たとえば小金井公園に決めたならば皆さんは納得してくれるでしょうか?さまざまな検討を加え、公平に公正に見て、合理的な理由付けをしなければどこに決めたとしても批判されます。その意味では栗山公園を外した(でも、上水公園も含め一時削除なのですが)のは時期尚早だったと思っています。
次回、5月3日からは比較考量です。
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